どうもチャーカーラーボン大好きなサカシン(@Shintaro_Sakata)です。
チャーカーラーボン(Chả cá Lã Vọng)とはハノイの名物料理で、味付けして焼いたラン魚を香草と一緒にたっぷりの油で炒めた(揚げるに近い)料理です。
僕はチャーカーラーボンの超ファンでハノイに行くたびに食べています。
日本では材料が手に入らないということもあり、どこのベトナム料理店でも扱っていません。
今回ハノイっ子の嫁が日本で手に入る材料で工夫しながら作ってくれたので紹介させていただきます。
ちなみにチャーカーラボンと日本語では言われますが、ベトナム人のベトナム語の発音だと絶対にこのチャーカー「ラー」ボンとラーをのばしているので、僕はチャーカーラーボンと言い続けます。
チャーカーラーボンを作る

まずは簡単に材料を紹介します。
塩、コショウ、砂糖、レモングラスはわかると思いますが、

写真の上の生姜のようなものはカランガルと呼ばれる生姜科の植物です。
東南アジアや中国でよく食べられています。
写真の下のニンニクのようなものはシャロットで、ネギの一種です。

これはマムトム(mắm tôm)と呼ばれるものです。
日本における納豆的ポジションの食べ物で、ベトナム人からよく「マムトム食べられる?」など聞かれることがあります。
独特の匂いで癖の強い食べ物です。

この白い大根おろしのようなものは、ごはんから作る発酵させた食品でcơm mẻ と呼ばれるものです。

この黄色の粉は、ウコン粉です。

上記の食材と調味料を鯖と一緒に混ぜます。
茶色のものは、レモングラスとカランガルとシャロットを細かく切って混ぜたものです。
ベトナムではラン魚(よく間違えられますが雷魚ではないです)を使ってチャーカーラーボンを作りますが、日本で手に入らなかったので、サバを使います。
これを混ぜ合わせたものを



オーブンに入れ、200度で5分程焼いていきます。
ベトナムでは炭を使って焼きますが、今回はオーブンを使いました。

次に、魚と一緒に炒めるディルとネギを用意します。

今回作って僕自身初めて分かったのは、チャーカーラーボンの風味はこのディルが土台になっているということです。
このディルは日本のスーパーでも少量ですが売っていたので手に入れることができました。

次にチャーカーラーボンと一緒に食べる米麺(bún)を用意します。
ベトナム人にとってこの米粉は命です。


簡単に茹でて、水を切っておきます。

次に完成したチャーカーラーボンにかける、マムトムを作ります。
マムトムに白ワインとレモンとを入れ、よく混ぜます。
これで、チャーカーラーボンのために用意するものはだいたい揃いました。
次は焼く工程です。

先ほど用意した魚をたっぷりの油で焼きます。揚げると言った方が良いかもしれません。


ネギとディルを合わせて、焼きます。
これでチャーカーラーボンはほぼ完成です。

ナッツなども用意しておくとなお良しです。

用意しておいた米麺にチャーカーラーボンを乗せ、マムトムをかけて食べるのが正式な食べ方です。唐辛子も入れると絡みと旨味が混ざってさらに美味しいです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
いろんなベトナム料理を食べてきましたが、チャーカーラーボンが今のところ一番好きなベトナム料理です。
完全な余談ですが、

チャーカーラーボンは意外とコーラと合う。#チャーカーラーボンあるある
— サカタシンタロウ (@Shintaro_Sakata) October 4, 2017
ビールにももちろん合いますが、チャーカーラーボンはコーラとめちゃくちゃ合います。
ちなみに下記の写真は、ハノイの14 Chả Cáで食べたチャーカーラーボンです。
ハノイに行った方は是非是非食べてみてください。
それではまた!
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